広告代理店への転職で1次・2次面接を通過し最終面接を控えている、もしくはこれから対策したいあなたへ。
知らなきゃ落ちる重要ポイントを実際に最終面接を受けた経験をもとに解説していきます!
一般的に転職の最終面接の合格率は50パーセントといわれており、大手企業だともっと通過率が低くなります。
つまり、最終面接だからと言って必ず受かるわけではなく、落とされる場合もあるということです。
しかしながら、ある程度の対策や準備をすれば合格率は上がると考えます。
今回は最終面接での合格率を上げるために、実際に自分が準備したことや気を付けていたことを記事にしました。
1次・2次面接と最終面接の違いとは
1次・2次面接は主に現場の担当者や上司との面接になります。
職務経歴や転職理由・志望動機など「過去」について聞かれることが多いです。
最終面接は役員・社長クラスとの面接になり、1次・2次面接のおさらいに加え、
これから何をするかという1「未来」について聞かれる、もしくは話すことになります。
1次・2次面接を通過しているので経歴は問題ないということが前提となり、
この人は入社してうちで活躍してくれそうか?もしくは自社とカルチャーフィットするか?というのを見られています。
以上がざっくりとした1次・2次面接と最終面接の違いです。
転職面接でよく聞かれる質問と回答例
最終面接は基本的に1次・2次面接と聞かれる内容はほぼ同じです。
転職面接の9割は殆ど以下の流れで進みますので、以下内容の回答は用意した方がいいです。
①自己紹介
1分程度の簡単な自己紹介です。
だらだら喋ってしまうと、うまく話せない人なんだと思われてしまうかもしれませんので、
簡潔にこれまでの経歴をまとめて話します。
質問に対してはなるべくシンプル・簡潔に話すことが大事だと思います。
■回答例
○○と申します。本日はお時間をいただきありがとうございます。
○○大学を卒業し○○会社で○○をして働いていました。
2社目は○○会社で○○をしておりました。
○○の理由で今転職活動をしています。
本日はよろしくお願いいたします。
②(現在の仕事の内容)職務経歴
これまでの職務経歴は数回転職をしているとほぼ必ず聞かれます。
2~3社ほど経験している場合は、
これまで働いてた会社の業種・職種を説明し、どういった経緯で転職して今に至るのかを説明します。
所謂、転職ストーリーを作る必要がありますため、調合性や相手が納得できるようなストーリーを作る必要があります。
■回答例 想定ケース:転職1回の場合
1社目の入社理由→退職理由を考える
入社理由:例 ○○がやりたかったから
退職理由:例 新しい○○に挑戦したいから or 専門スキルを付けたい等
2社目への転職理由→退職予定もしくは退職した理由
転職理由:例 今の会社で持っているスキルが○○で、○○がやりたいから転職した
もし、ネガティブな理由で転職になった場合でも、正直に言ったら面接官から「そうなんだ」って納得されるかもしれませんが、基本的にはネガティブな理由を言うのはあまりよく思われないかもしれませんし、
正直さが評価されることもあるかなと思いますが、善し悪しの判断は難しいですしケースバイケースです。
※基本的には前向きな姿勢が評価されることを念頭に置いて話すといいと思います。
③転職理由
なぜ今の会社を辞めて、転職するのか?が聞かれます。
未経験からマーケ職に転職する場合の回答例は以下です
■回答例
○○の理由でマーケティングがしたい→今の会社では実現できないといった流れが回答例の一つです。
「スキルを付けたい」や「新しいことに挑戦したい」でも悪くはないですが、
上記の回答はありふれた回答なので、面接官にとってはまたこの回答か。。となってしまう恐れがはあります。
そのため、マーケティングに対する理解や、なぜマーケティングなのか?など細かい所は突き詰めて回答を工夫した方がいいです。(上記の回答に説得力を持たせるイメージです。)
例えば、「論理的に考えることやデーター検証することが得意なのでマーケティング向いている」
→「未経験だがマーケティングスクールで勉強したのマーケティングに挑戦したい」等ですかね。
その中で論理的思考が得意な理由やエピソードがあるかとか、マーケティング職ではないといけない理由など聞かれても答えられるようにしておくのがベターです。
私も転職理由については、マーケをやりたい気持ちはありましたが、抽象度が高く、具体性のあることは言えませんでした、、!
ただ、スクールに通ったり前向きに行動することで一定の評価は貰えます。
正直、面接は考えたことを100伝えることは出来ないし、回答もありきたりになりがちですが、前向きな姿勢や気持ちがあれば、好意的にとらえられます!
あとは入社後の見通しを含めてやりたいことを見つけることです。
IT・Web系の会社は割とやりたいことを尊重してもらえて、サポートしてくれるので、自分の意思を持つことが大事です。
④志望動機
なぜこの会社を志望したのか?という質問です。
マーケティング職の場合結構難しい質問です。
理由としてはマーケティングはどの会社でもやることが同じ(広告代理店は特に)だからです。
■回答例
・マーケティングスキルを身に着け、市場価値を高めたい(成長・スキル付けたい)
→特筆したサービスがない場合は漠然とした回答になりますが、上記のような回答で良いのかなと思います。
転職理由の時と同じく深く掘り下げられたときの回答の用意や、上記の回答例に説得力を持たせる必要がありますので、その辺りは考えてみてください。
・HPの社員インタビュー見て価値観が近かった・環境がよさそう・人がいいと思った
→環境の良さやワークライフバランスを重視している場合は上記のような切り口になると思います。
・企業理念に共感した
→いいこと言っている・理念が自分の思っていることと近しい・共感できる場合は、マッチ度が高いと思います。
・○○のサービスに興味を持った、携わってみたい
→広告代理店では自社サービスが無い所が多いので、事業会社などは上記の回答が言えると思います。
⑤逆質問
逆質問は2~3以上はした方がいいです。質問がない場合は意欲がないとみなされます。
私は3回以上質問することを決めてました。
何個か汎用的な質問を用意しておきましょう。
■質問例
御社ではどのような方が未経験入社後活躍されておりますか?
もちろん、面接時に気になった内容も質問するのはOKです。
この辺りは調べれば何個も出てくると思いますので、質問を自分なりにアレンジしたり、
言い方を工夫してもいいですね!
以上、上記の5つの質問が転職面接の質問の流れになります。
それに加えて最終面接では「未来」についても聞かれることになりますので、
将来何がしたいなどのキャリアプランや入社後やりたいことを考えときましょう。
また、最終で難しいことを聞かれたら基本的に答えるのが難しいです。
その時は正直にわからないと答えてもいいし、自分なりの回答しても良いです。
その他の質問例
その他一般的に聞かれる質問は以下になります。
■強み・弱み
■長所・短所
■成功体験・失敗体験
■人生で挫折した経験・何か改善した経験
■キャリアプラン・入社後やりたいこと or 将来の夢
先ほど挙げた基本の5つの質問に加え上記質問の回答を用意すれば、
基本的には転職面接の頻出質問を網羅していると思います。
その他聞かれるとしたら、いつ頃入社できる?や雑談ベースのものなど簡単に答えられるものだと思います。
事前準備は大事
事前準備は大事です。
面接は準備の段階で決まりますので、本番を想定ししっかり準備しましょう。
以下、私がやっていた事前準備です。
・転職活動シート作成
Googleスプレッドシートに面接の質問と回答集を作ったり、
転職ストーリーを記載したり、自己分析したりしてスプシを活用していました。
また、面接後のフィードバックや反省もスプシにまとめ次何するかの方向性を決めてました。
転職活動の内容をデータにすることで、インプットとして頭に入りますし、見返したりして戦略を練ってました
・面接練習
始めは上手くしゃべれないので面接練習をしました。
ひとりで喋ることもしましたし、友人に模擬面接をしてもらいフィードバックを貰ってました。
特に良かったのが、リクルートエージェントの面接練習サービスです。
面接の専門家に模擬面接をしてもらえるので練習になるのはもちろん、フィードバック後、
面接の評価シートももらえるのでかなり有益でした。
・学習する
転職は上手く行かない時期もあると思いますので、落ち込むこともあると思います。
私は常に学習をし、内定可能性を高められるよう以下のことをやってました。
・転職やビジネス関連本を読んで自己啓発する。
・ouTube・ブログの転職関連コンテンツを見て知識を付ける。
・自己分析
自分は何が向いてる?どんな性格か?は職業選択のベースになるので結構大事だと思います。
おすすめの性格診断は下記2つです。
・ストレングスファインダー
→ストレングスファインダーの本を買えばネットで自分の強みが診断でき、本で診断後の性格の詳細を確認できます。
強みを伸ばすことは大事ですし、強みが分かれば逆説的に弱みも浮かび上がってくると思います。
・MBTI(16Personalities)
→有名な性格診断ですがかなり正確で精密な結果が出るのでおすすめです。
基本無料で診断結果の詳細レポートを見る場合は有料ですが、分析内容が深いのでお金を払う価値はあります。
最終面接日はすごく緊張しました!
面接前は近くのカフェで最終面接のYouTube動画見たり、ブログ記事をひたすら見てました。
最終的には、合格率50パーセントって高くない?と思って挑みました。
今まで国家試験(合格率15%)とか受かって来たから大丈夫やろ
という精神と謎の自信があったわけです。
その後、無事内定が貰えてホッとしたのを覚えています。
内定を取るための考え方
最終まで来ているということは過去は評価されているということになります。
未来で自分がやりたいことや叶えたいことを話すといいと思います。
・自分は○○をしたい 御社なら実現できる
また、会社の社風や求める人柄とマッチしていることが大事です。
ミスマッチがあるとお互いにとって良くないからです。
自分が何を求めているかを明確にして、それがマッチングしている会社なら、
内定確率は上がると考えています。
私はマーケティングに携われること、ワークライフバランスが取れることを重視していました。
また、内定を取るまでPDCAを回すことが大事だと考えています。
Plan (計画) 面接準備
Do(実行) 面接
Check(測定・評価) 合否発表
Action(対策・改善) 反省・改善 PDCA×試行回数=内定
失敗するのは辛いですが、失敗を恐れず挑戦するのが大事です。
私自身も数十社落ちましたが、毎日勉強し活動を続けて内定が取れたので粘り強く取り組むのが大事かなと思います。
推奨されないこと
・前職の不満を言う
不満があるから転職するわけですが、それを正直に話すのはうけは良くないと思います。
どちらかというと、自己実現のために転職するなど前向きな姿勢をアピールする方が印象は良いと思います。
(友人は就活に失敗してキャリア形成できなかったと正直に話して受かったケースもあるので、必ずしもすべての人に当てはまるわけではないです。)
・褒められても調子に乗らない
基本最終まで行ったら求める能力やスキルは足りています。
最終では褒められることがありますが、調子に乗ってはダメです。
内定が取れているわけではないので、そこで年収交渉をするのはよっぽど能力が高くない限り基本NGだと思います。
褒められることに対して感謝の言葉を述べて、常に冷静にいましょう。
私は「自分の身の丈を知る」という言葉のように、常に謙虚であることが生き方として良いと思ってます。
・内定貰っても手放しで喜ばない
内定が転職活動の最終地点ですが、
その後、転職先に入社してからがスタート地点になります。
内定はゴールではなくスタートです。
入社した後が大事で、しっかりと目標をもって働き、周りに信用されることが肝要です。
また、内定を取るためには、そこで働くことをイメージしてどうやれば活躍できるかを考えます。
そして、そのためにすべきことを逆算して転職活動することになります。
まとめ
- 1次・2次面接は「過去」 最終面接は「未来」について話す場である。
- 転職面接の9割の流れは決まっている。
- Q&Aを考えたり面接の事前準備が合否を左右する。
- 内定を取るためにPDCAを回す
- 前職の不満を言うのは基本NG(仕方ない理由があればOKな場合有り)
最終面接は限りなく内定に近いと思います!
しっかりと準備をして挑んで、いい結果が出ることを祈ってます!